以前勤めていた職場の同僚に勧められて、てっきりエンジニアリングの本かと思ったら、セールスとかマーケティングとかの本だったという。
エンジニアリングとは少しテーマが違うけど、セールスフォースやマルケトの話が元になっているので、ITサービスに関わっている人なら興味深く読めると思う。
自社の営業組織がどうなってるかとは別に、自分のような非営業職が読むと、ひとつ共通言語を持てて協業がはかどりそうだなと思った。
いわゆるITサービスの営業というものを、そもそも深く知ろうとしたことすらなかったことにも気付かされた。
- 自社の営業組織やプロセスとの違いはどこにあるだろう
- 開発組織やプロセスとの違いはどこにあるだろう
- 開発組織やプロセスと似ているところはどこにあるだろう
上記のようなことを考えてみると色々と学びがある。
分業による効率化とキャリアパスは Web 開発の考え方とはマッチしなそうだなーと思うけど、仕事が労働集約にならないようにとか、協力する(せざるを得ない)ような目標設定する、みたいなところはどんな職種でもそうだよなー、とか。
顧客中心、みたいなのはプロダクト開発っぽいよね。 数字は大事だけど、数字そのものよりそこから何を読み取るかとか、数字だけで評価しちゃだめとか。
具体的な How もたくさん扱っているし、採用やマネジメント、評価にも言及しているのでだいぶお得感のある内容でした。
たぶん自分からは読まなかっただろう本なので、勧めてくれた人に感謝。