「リモートワークの達人」を読んだ。
以前「小さなチーム、大きな仕事」を読んでいいなぁ〜と思っていたんだけど、同じくベースキャンプ社 (元37シグナルズ) の本ということで長く気になってた本。
元々「強いチームはオフィスを捨てる」というタイトルだったが、改題したらしい。
タイトルからしてちょっとポジショントークに偏りそうだなぁとの印象があったので、なかなか手をつけていなかった。
ただコロナ禍もあって自分の職場もリモートワークが中心になり、なにか参考になることがあればなぁとようやく読んでみた。
本のタイトル変わったのもきっと時勢の影響だよね。
自分もリモートしたから共感できるところが多い
書籍の内容としては当然リモートワーク推しなんだけれども、実際に自分もやってみたからこそ共感できるような内容も多かった。
リモートでも一定同じ時間は一緒に働いたほうがいいとか、お互いの様子が分かるような工夫をした方がいいとか。
バーチャルな雑談の話とか、孤独に気をつけようといった、ちょっとウェットなことにも言及しているのは意外だったかも。
本質的にはリモートワークかどうかに関わらないような問題も多くて、リモートワークにすることで顕在化するような話もあるよなぁと思った。
過度な管理とか承認制とか。
ただちょっとずるいなぁと思うのは、リモートワークにおいて仕事の話とプライベートの話を区別せずに言及していること。
福利厚生的な側面と仕事の成果的な側面は、コンテキストが違いすぎるので、同列にされると違和感があるんだよな。
どうするのがいいのかなぁ
ボク個人としては、通勤がなくなったり、(今となっては)オフィスより快適な作業環境を整備したりしたことで、出社へのモチベーションは以前よりもだいぶ低くなった。
ただそれでも、この働き方が必ずしも「より良いものだ」とは言い切れない部分もある。
本の中でも「リモートワークは0か1ではない」と書かれていたけれども、試行錯誤していくしかないんだろうな。
個人としても、組織としても、社会としても。