- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 新書
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読んだきっかけ
将棋を指さない僕でも名前は知っている羽生さん。
読んだきっかけは↓のtweet。
折れそうになると読んで、救われる。今も。 pic.twitter.com/2WnXTbTGvR
— 桐本拓哉 (@kirimototakuya) August 24, 2018
すごくいいなぁと思って、本とかないのかなと探してみたのがきっかけ。
この話も本書に登場した。
技術書関連以外の本を読んだのは久しぶりな気がする。
決断、その前に
タイトルも「決断力」だし、目次にも「直感の七割は正しい」といった話が出てくる。
ただ本を読んでいて思ったのはその前の準備、勉強の大切さ。
それがあるからこそ、実践ではシンプルに考えること、大局を見て判断することができるのだろう。
その一方で完璧な準備は存在しないとも思うので、決断のときの心構えが大切なのかもしれない。
最先端を学ぶ
最先端を知らないと、その時点で負けてしまう。
自分の経験や力を発揮する前に勝負が終わってしまう。
最先端を学ぶことから逃げてはいけない。
羽生さんの勉強法
羽生さんの勉強法として下記が紹介されていた。
- アイディアを思い浮かべる
- うまくいくか調べる
- 実戦で実行する
- 検証、反省する
実戦で試していく、というのが大事なんだなと。
目先の勝利にこだわらずに、長期的な視点に立った場合に、敢えて自分の得意ではない形で戦ったりするなど、常に挑戦している姿勢が素晴らしいと思った。
空白の時間を作る
頭の中に、空いたスペースがないと集中できない。
ぼんやりする時間を大切にする。
継続は力なり
無理をして途中でやめてしまうくらいなら、歩みを遅くしても構わない。
毎日、少しずつ続けることが大切。
まとめ
多くの気づきがあり、モチベーションがもらえました。
将棋を分からなくても楽しめると思うし、ところどころで別業界での喩え話も出てきたりする。
羽生さんの本でKISS(Keep it simple, stupid)の話が出てくるとは思わなかった。
どんな職種の人にも通じるものがありそう。
短くてサクッと読めるし、おすすめです。