デブサミ2015に行ってきたので、まとめておく。 ちなみに2日とも参加したので、聞いてきたセッションごとにまとめていく予定。
なお、内容については色んなところでまとめられているので、 自分が特に印象に残ったところをメモレベルで。
Developers Summit 2015 タイムテーブル
【20-A-5】「じつは私、情シスでした。」- 業務の変化を前提としたアジリティの高い情シスチームの2年間
なぜ聞いたか
川口恭伸さんの話を聞いてみたいと思ったので。
どんな内容だったか
- スクラムやったからって全てがうまくいくわけはない
- わからないことは聞く。聞いた後自分たちで必ず確認する
- 分かることの重なり、共通認識
→人に意識 - 業務は変化する
→各システムが変化する
→最低限の手間で追いつく 全体を壊さない
運用フェーズになってはじめてユーザは本気になるが、リソースは絞られる
→ドキュメントは真面目、動くソフトウェアは本気- 混乱はユーザーが本気になってる証拠
→対応を早くしないとユーザーは諦める - 全体を計画しても使われるのは一部だけ
→使ってもらうために打順を組む - 価値がある、使える、作れるが重ならないといいものは作れない
→高めるのはアウトプットの質じゃない、成果の質 - アウトプットは小さく、成果は大きく
育ったチームを大切にする
所感(面白かった、つまらなかった、)
勉強になるセッションだった。
基本的な考え方は、情シスじゃないプロダクトも一緒だと思う。
使ってもらうための打順を考える、求められているものはアウトプットではなく成果。
デベロッパーの端くれとして、とても大事なことを再認識できた。
明日の自分は変わるか?
アウトプットを出すことで仕事をした気になっていないか?
今自分は何のための仕事をしているのか?
を一層強く意識していきたいと思う。
【20-B-6】情報革命時代における新しい多様性の共存と、これからのエンジニアのキャリア、評価制度について
なぜ聞いたか
エンジニアの評価はとても難しいと思っているので、どんな話か興味があった。
どんな内容だったか
- 売り手と作り手の関係がインターネット事業では変わる
→一体化が必要(部門が別だったりするところが多い) - 人間は内向型と外向型に遺伝子レベルで決まっている?
→対等な関係を作らなければいけない - マネジメントスキル
→儲かることを考えられる人、多くの人にそれを実行させられる人 - ビジネススキル
→技術者としての能力+ビジネス力
→課題解決型エンジニア
→仮説を立てて進めることができるか? - 所感
遺伝子や脳の話が出てきて、詰まらなくはなかったが、途中から何の話をしているのか分からなくなるタイミングがあった(笑)
後ところどころ理系の側に立った意見が多くて、分かるところもある反面、文系エンジニアとしては複雑な思いも感じた。
肝心の人事評価について、抽象的な部分を徹底的に因数分解して、明確な基準を設けていく形は好感が持てた。
ただ、そこを突き詰めて徹底したとき、評価する側と評価される側は幸せになるのだろうか?という違和感があった。
明確な基準がある、ということは例外が許容されないことには繋がらないだろうか?
比較的アウトローな道を歩んでいる自分としては、特にそこが気になった。
明日の自分は変わるか?
人を評価するとき、一定の標準的な軸は必要と思うけれども、そこから外れたものにも目を配れるようにしたい。
【20-A-7】Agile TED
なぜ聞いたか
Agileと聞いて(ry
どんな内容だったか
- 日本でのアジャイルの歴史
輸入期→普及期→産業のエンジンになる時代
アジャイルとは。。みたいな人たちはめんどくさい
- トップダウン?ボトムアップ?
→ボトムボトムアップじゃないと本当の改善はない - アジャイル事例で検索すると誰かが現場を改善したストーリーがある
- 自分たちで自分たちのマネージメントをはじめただけ
- 現場でのTryが一番大事
- 小さな積み重ねを繰り返して鍛えていくことが大事
失敗するチームの共通点
→ビジョンとゴールが共通認識になっているか?
→スクラムの役割分担は作業上だけ、意識は分担してはいけない
→自分の仕事が、プロジェクトに対してどのようにプラスに働くか?を理解していないとだめ名前付けのすすめ →例えばとても快適な開発環境をドバイと呼ぶ
組織の理解を得るために適した行動はドメイン、組織毎に異なる
- 観察・準備・信頼貯金
- 口説く・巻き込む・サポートする
問題解決・不安解決
新しいこと
- コミットベル→2.0
- 強いチームは新しいものを生み出す
- Be Agile 追求する(アジャイルだと思った時点でアジャイルじゃない)
- 正しいゴール 動き続ける美しいコード 強いチーム
所感
アジャイル系の話をする人は熱量のすごい人が多いので、非常に刺激を貰える。
一方で以前より客観的になっている自分に気づいた。
アジャイルな状態は目指すべきところであり続けるだろうけど、そこに向かっていくのは具体的な行動であり、その積み重ねだと思う。
そしてそれはチームや現場において異なるものだから、自分は自分の現場と真摯に向かい合わなければと再認識した。
明日の自分は変わるか?
自分がやりたいこととか、なりたいものとか、そのために何をしなきゃいけないかとか、ちゃんと考えようと思う。